Stadium - Massachusetts, United States, page #3

ボストン・ガーデン(Boston Garden)は、マサチューセッツ州ボストン市にあったスポーツ施設。歴史1928年にボクシング界の大物プロモーターだったテックス・リカードによって設計・建造された。当初の名称はボストン・マディソン・スクエア・ガーデン。新しいスポーツ施設であるフリートセンターが完成した2年後の1997年に取り壊された。ボストン地域交通網の通勤電車とアムトラックの駅であるノース・ステーションの上にあった。60年以上の間、ボストン・セルティックスとボストン・ブルーインズの本拠地であった。ロックコンサートや様々なアマチュア競技の会場、サーカスやアイスショーの会場であった。また、ボクシングやプロレスの試合会場としても使われていた。また、政党の集会会場としても使われ、1960年11月には大統領選に勝利したジョン・F・ケネディがボストン・ガーデンで演説を行っている。ガーデンの特徴の1つに大恐慌中に建設費の削減を狙って作られた、廃材を利用した寄木細工の床がある。でこぼこでボールが不規則に跳ね返るこの床は元々は、ボストン・アリーナの一部であり、1952年にボストン・ガーデンに移された。フリートセンターの完成に伴い、床は新しいものに換えられたが、以前のガーデン時代と同じような寄木細工模様のものが新アリーナでも使用されている。特徴・名勝負などこのアリーナを有名にしたのは何といってもボストン・セルティックスが1960年代にNBA8連覇を達成したこと、そして1980年代、マジック・ジョンソン率いるロサンゼルス・レイカーズとラリー・バード率いるボストン・セルティックスとの対決の舞台となったことであろう。1928年に建てられたこのアリーナは1970年代から既にNBA最古のアリーナであったが、セルティックスの選手達とその元コーチでありその後ゼネラル・マネージャーに就任していたレッド・アワーバックは本拠地のその古さを逆に「地の利」として生かす戦術をとった。寄木細工のフロアは痛みが激しく、木材の厚みが均一でないためイレギュラー・バウンドが非常に多いばかりか、コートの端にはドリブルを突いてもボールが跳ね返ってこない場所も何カ所かあった。セルティックスの選手たちはそうした場所に相手を誘い込んでターンノーバーを誘発させることをよくやったという。また、ロッカールームが狭くて汚いことでも有名で、エアコンやシャワーが壊れていることも多かった。. [read more]