Arizona, United States, page #16,319

ピナル郡()は、アメリカ合衆国アリゾナ州中部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は375,770人であり、2000年国勢調査からは約200,000人増加し、2倍以上になった。郡庁所在地はフロレンスである。アメリカ合衆国では最大級のポットベリー豚保護区であるアイアンウッド豚保護区が郡内のマラナにある。ピナル郡内にはトホノ・オ=オダム・ネーション、ヒラ川インディアン・コミュニティ、およびサンカルロス・アパッチインディアン居留地の一部があり、またアク・チン・インディアン・コミュニティの全部が入っている。フェニックス都市圏が南方に拡大してきたことでピナル郡の北部も都市化が進み始めた。マリコパやカサグランデの各市や多くの未編入領域では人口成長が加速されている。郊外開発はフェニックスから南方に、またツーソンから北方に拡大してピナル郡を貫通する可能性がある。ピナル郡はサンシャイン・レビューから透明度評価で"A-"とされてサニー賞を獲得した。この評価は以下に多くの公的情報が郡のウェブサイトで公開されているかを査定するものである。歴史ピナル郡は1875年2月1日に、隣接するマリコパ郡とピマ郡の一部を合わせて設立された。アリゾナ州では人口で第3位の郡であり、アメリカ合衆国では最大級に人口成長の高い郡である。ピナル郡では2008年の選挙まで郡全体にわたる公職(監査役、保安官、検事、記録官、財務官、課税査定官、教育長、および上位裁判所事務官)に共和党員を選んだことがなかった。2008年の選挙では保安官に共和党員のポール・バボー、監査役に同じくブライアン・マーティンが選ばれて、この伝統が崩れた。続く2010年の選挙でも共和党員のチャド・ロッシュが上位裁判所事務官に選出された。2012年に予定される選挙では、ピナル郡の人口が増えたためにさらに2人の監査役が追加されるので、ピナル郡の政治に重大な変化がもたらされる可能性がある。地理アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は5,374. [read more]