Lodging - United States, page #2,686

プラザホテル(Plaza Hotel)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区にある高級ホテル。概要1907年に建築された。セントラルパークの東南の角に位置し、正面玄関は広場(名前の由来となったグランド・アーミー・プラザ)を介して5番街に面する。1943年にヒルトンが購入したのち、1955年にレストラン・チェーンのチャイルズが購入。フレンチ・ルネッサンス・スタイルの建物は1969年にニューヨーク市歴史建造物保存委員会のランドマークに指定され、1986年にはアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定された。1988年にドナルド・トランプが購入したが、1995年に投資家のトロイ・リチャード・キャンベルに売却し、2004年にイスラエルの不動産企業El-Ad Groupが購入し、2008年にフェアモント・ホテルズ・アンド・リゾーツの運営でホテル営業を再開した。2012年にはインドの大富豪サブラタ・ロイ(Subrata Roy)が75%の株を保有したほか、サウジアラビアの王族アル=ワリード・ビン・タラールも株主である。ロイは、2014年に投資家への未払いにより逮捕され、プラザホテルを含む株の売却を検討している。ニューヨークにあるイスラエル系の不動産会社が所有した際に改装工事のため、2005年5月より休業中であったが2008年3月1日より営業再開された。再開後は高級コンドミニアムが主体の構成となり、ホテル部分は大幅に削減された。特にセントラルパークを望む北側部分に関しては、その多くがコンドミニアムに変更され、分譲販売された為、客室でセントラルパークを正面に眺められる部屋は殆どない。レギュラールームでは皆無である。エピソード1970年4月24日、このホテルは訪米中だった中華民国総統の蒋経国が狙撃されるという暗殺未遂事件の舞台になった。. [read more]

エセックス・ハウス(Essex House)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区ミッドタウンにある高級ホテル。概要開業世界大恐慌最中の1931年に、セントラルパークを見下ろす高級ホテルとして開業した。翌年、最初の所有者の破産により、政府の復興金融公社に押収された。内外装には当時流行していた建築様式であるアールデコ様式がちりばめられ、ウォルドルフ=アストリアやプラザ・ホテルと並ぶニューヨークを代表する高級ホテルとして人気を博した。1946年にSterling National Bank & Trust Coが購入。ニッコーホテルズへ1969年にマリオット・インターナショナルが買収し「マリオット・エセックスハウス」として運営していたが、1984年10月に当時半官半民で、数年後に完全民営化される予定であった日本航空の系列会社の日航開発(ニッコーホテルズ/現JALホテルズ)が1億7,500万ドルで買収し「ニッコー・エセックスハウス」に改名し、その後日本料理レストランの「弁慶」などを設ける他、旧態化していたロビーや客室などを全面改装し、ニッコーホテルズの旗艦ホテルとなった。しかしその後、「日航開発が改装経費の回収が不可能と知りながら、完全民営化前になし崩し的に同ホテルを買収、改装したのではないか」との批判(買収にあたっては価格に関する正式な鑑定書は用いず、簡易鑑定書で済ますなど、買収を急いだ形跡があるといわれる)を浴び、「半官半民時における日本航空の放漫経営の象徴」として、一般株主や反会社側労働組合などからの批判の的となった。なおこのエピソードは、山崎豊子の「沈まぬ太陽」(小説内でのホテル名は『グランドホテル』)や、黒木亮の「巨大投資銀行・上」(「大日本航空開発」という会社が「サセックス・ハウス」をろくに調査もせずに言い値で購入したことになっている)にも登場している。. [read more]