Uncategorized - Nepal, page #1,216

スワヤンブナート(あるいは単にスワヤンブー英:Swayambhunath)は、ネパールのカトマンズ盆地にあるネパール仏教寺院。ネパール最古の仏教寺院ともいわれ「カトマンズの渓谷」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されている。概要カトマンズの中心部から西に3kmほど離れた丘の上にたっている。400段弱の急な石階段を上った高台に複数の仏塔が建ち並び、寺院を構成している。太古に、カトマンズ盆地がまだ湖だったころからこの丘の上に建っていたという伝説をもち、ネパール最古の仏教寺院とされ、1979年に世界遺産に登録された「カトマンズ盆地」の主要な構成要素の一つでもある。寺院中央には下部が白いドーム状で上部にブッダアイを四方にもつ高さ15mの黄金の仏塔がそびえ、四方八方へ5色の鮮やかなタルチョが伸び、カトマンズを象徴する景観を作っている。大きさではボウダナートの仏塔よりもはるかに小さいが、ネパール仏教にとっては最も重要な仏塔である。仏塔には仏陀の知恵の目(ブッダアイ)が四面に描かれている。この仏塔を取り囲むように、チベット仏教の特徴を示すマニ車が並び、巡礼者が右回りにマニ車を回しながら歩いている様子が一日中みられる。なおこの仏塔は正確にはストゥーパではなく、マハ・チャイテャ(大チャイテャ)と呼ばれる。また仏塔の西北隅にある堂が、その形状からヒンドゥー教の寺と勘違いされ、仏教とヒンドゥー教が共存している象徴として紹介されることがあるが、実はこれは鬼子母神堂(ハリティ)であり、ヒンドゥー寺院ではない。また、この寺院は別名モンキー・テンプルと呼ばれるほど猿が多い。寺院では猿も信仰の対象となっている。このため訪れた旅行客の荷物を奪うなのど被害も発生しているが、駆逐対策は実施されていない。小高い丘に建つため、境内からはカトマンズ盆地が一望でき、特に夕暮れ時はダイナミックな光景を目にすることができる。一般にあまり目立たないが、境内の建物の最上部にはカフェ・レストランがあり、オープンテラスからの眺めが絶景である。また、境内の空いたスペースに多くの仏教グッズや食料品などを商う露店の土産物店が並び、観光地的な雰囲気を醸し出している。. [read more]

カトマンズの渓谷(カトマンズのけいこく、Kathmandu Valley)は、ネパールの首都カトマンズのある盆地一帯のこと。ユネスコの世界遺産に登録されている。通常はカトマンズ盆地(ネパール語:काठमाडौं उपत्यका)と呼ばれる。周囲を標高の高い年中雪を抱くヒマラヤの山々に囲まれ緑深く、世界的にも貴重な歴史のあるカトマンズ、パタン、バクタプルという3つの芸術、文化性の高い都市を抱く。地理標高は、約1,300m。緯度は沖縄と同程度である。典型的なモンスーン気候。盆地内には、ガンジス川の支流であるバグマティ川などの川が流れ、耕作に適した大地が広がっている。チベットとインドを結ぶ交易の中継点でもある。 カトマンズ盆地は、数千年前までは湖だったと考えられている。湖だったことは、この地の神話にも登場する。また、地層から淡水魚の化石が発掘されている。首都のカトマンズ市、ラリトプル市(パタン)、バクタプル市が行政区として存在している。 1979年、ユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録。ただし、ネパール政府は、カトマンズ周囲の景観とともに複合遺産として申請していた。また、急激な都市化により2003年~2007年の間危機遺産の指定も受けていた。. [read more]