Stadium - Seoul, South Korea

高尺スカイドーム(コチョク・スカイドーム、고척스카이돔)は、韓国の首都ソウル特別市の九老区に所在するドーム球場である。概要本球場は韓国が初めて建設に踏み切ったドーム球場である。2009年着工から6年間を費やして建設されたもので、総工費は1948億ウォン。元々は2007年に閉鎖された東大門野球場の代わりとして一般的な野外球場として計画された。しかし、この周辺にはマンションが多数建設されており、住民から騒音や照明公害に関して苦情が出た。すると、ソウル市は半分だけ屋根で覆われたハーフドーム球場に計画を変更した。そして、韓国代表が北京オリンピックでの金メダルや、ワールド・ベースボール・クラシックでの準優勝を達成すると韓国内で野球への関心が高まったことから、設計を再度変更、完全なドーム球場とした。床面積81,018m2、地上4階・地下2階で固定観客席18,092席で造成される。グラウンドから屋根までの高さについては約70mとし、屋根素材としてテフロン加工膜を使用して自然光を採光出来るようにした。グラウンドは最新のハイテク人工芝と、メジャーリーグベースボール仕様の土を採用した。また施設内にはLED照明を設置し、省エネルギーに努めると同時にスポーツジムも併設。また野球以外の各種スポーツ・音楽コンサートなど文化行事にも開催できるように設計された多目的スタジアムとなっている。本球場をホームスタジアムとして使用するプロ野球チームは韓国野球委員会(KBOリーグ)傘下のネクセン・ヒーローズであり、2016年から2017年の2シーズンの間、本拠地として使用する契約を結んでいる。ただし、年間100日程度、実際に使用した日数に応じて使用料を支払うことになった。初の国際試合として、2015年プレミア12に出場した韓国代表とキューバ代表の親善試合が2015年11月4-5日、2試合開催された。この際、観客の安全上で複数の問題点が指摘され、ソウル特別市は急きょ2016年3月からのプロ野球シーズンまでに間に合わせるように観客席の中間に通路を設置したり、ダグアウトに屋根を敷設したり、内野ネットの高さが3. [read more]