スピアン・トマは、カンボジアのアンコール地域にある「石の橋」として知られ、タ・ケウの西に位置する。現在に残るいくつかのクメール王朝時代の橋の1つである。
アンコール・トムと東バライの間にあるシェムリアップ川の手前の小道に造られ、多くの再利用された砂岩のブロックを含んでいることから、おそらくはクメール時代の後、16世紀中頃に再建されたものである。
現在に残る14の狭いアーチは、幅1.6m。樹の根が張った橋の中央部分が崩壊せずに残存する。
同じ構造の橋は、他にもアンコール地域のスピアン・メーマイ や、前王国のいくつかの場所で見られる。アンコールから南東に向かう道にあるスピアン・プラプトス は、 25のアーチをもつ最も長い石橋の1つである。
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