Museum - Italy, page #217

カポディモンテ美術館(カポディモンテびじゅつかん、)は、イタリアのナポリにある美術館である。沿革ブルボン家のカルロ7世(後のカルロス3世)が、母エリザベッタ・ファルネーゼから受け継いだ膨大な美術品コレクションを展示するため、1738年より建設に着手した宮殿がカポディモンテ美術館となった。その後、コレクションは増えてゆき、1787年には絵画修復室が作られた。1799年にパルテノペア共和国が建国され、シチリア王フェルディナンド1世は貴重なコレクションと共にパレルモに逃亡する。その後、フランスに占領されていた1806年から1815年の間にはにそのコレクションが移された。1815年にフェルディナンド1世がナポリに戻ると、王は多くの画家や彫刻家を雇い入れて宮殿の再建に取りかかった。再建は1840年に完成し、近代美術の部門も付け加えられた。1861年にこの宮殿がサヴォイア家の手に渡るとさらにコレクションは増えて行き、火器や武器も加えられた。君主制が終わった後の1950年には、国立美術館となった。コレクションルネサンスおよびバロック絵画にはティツィアーノ・ヴェチェッリオ、パルミジャニーノ、エル・グレコ、ジョルジョ・ヴァザーリ、ジョヴァンニ・ランフランコ、グイド・レーニ、アンドレア・マンテーニャ、アンニーバレ・カラッチ、アルテミジア・ジェンティレスキ、などがある。. [read more]