Delhi, India, page #13,463

国立自然史博物館(こくりつしぜんしはくぶつかん、, NMNH)は、インドのニューデリーに存在した、博物学を取り扱ったインド国立の博物館である。の監督の元、1972年に設立され、1978年に開館した。2016年4月26日の火災で建物と全てのコレクションを失った。使命国立自然史博物館の使命は国立自然史博物館自身のみならず、国内各地の地域自然史博物館で環境教育を促進することであった。そのために学校の環境教育で使うための貸出キット等の提供、国内外の機関・組織との博物学プロジェクトの調整、博物学研究の指揮を行ってきた。沿革国立自然史博物館はインド独立25周年記念の一環として設立された。当時のインドの総理大臣であるインディラ・ガンディーは、「環境意識を向上させるため」に、このような博物館がインドには必要なのである、と述べた。建物の整備と展示品の収集に数年要し、1978年の環境の日(6月5日)に開館した。建物の保守状況が悪いとする、2012年のネガティブな政府の報告書の後、バイロン・マーグ のグリーン認定を受けた建物に、25億インド・ルピー(2015年7月時点のレートにして3940万ドル)を掛けて移転する計画が作られた。移転予定地は、や、、などが近くにある。また、ボーパール、ブバネーシュワル、ガントク、マイソール、サワーイー・マードープルには、地区館が開館している。2016年4月の火災2016年4月26日早朝(現地時間)、博物館内の火災によって、コレクションの全てが焼亡した。この火災は午前1時30分頃、が入居する6階から発生した。最終的に、収蔵品が保管されていた博物館施設上層階まで延焼し、消防が火災の制圧に成功するまでに、全てのコレクションを焼き尽くした。消火活動には200人程度の消防士と35台の消防車が出動し、消火には3時間半以上を要した。6人が建物に閉じ込められ、煙を吸い込んだとして病院に搬送された。報告書では、スプリンクラー設備が正常に作動せず、それが壊滅的被害の原因となった、と示されている。公式ウェブサイトでは、「2016年4月26日の火災により、博物館本館での全ての活動を一時休止します」と掲示されている。. [read more]