Shopping Mall - Hong Kong, page #65

太古城(たいこじょう、広東語読み:タイクーセン、Taikoo Shing)は、香港・香港島北東部の住宅及び商業地区である。行政区は、香港18区で2番目に人口の多い東区に属する。太古城付近は、英皇道(キングスロード)という、香港トラムが走る通りに面しており、通りの北側を指す。反対に、この通りから南側は康山(コーンヒル)といわれる。ただし、太古城も康山も、住宅地の通称に過ぎず、正式(行政上の町名として)には、クオリーベイに属する。ただし、多くの市民にとっては、クオリーベイ地区とはまた一線を画したものとして認識され、太古地区として位置づけられている。香港では、九龍の紅磡、西九龍、同じく香港島の半山区(プンサンコユ、英語名: ミッドレベルズ)、宝馬山(ポーマーサン、英語名: ブレーマーヒル)などと並び、もっとも在香港日本人が多く住んでいる地区のひとつとして知られている。その背景としては、日本人が多く勤める中環地区へ乗り換えなしで、地下鉄、バス、トラムの3通りの行き方ができて、非常に交通が便利なこと、同じく香港島は北角(広東語読み: バッコッ、英語名: ノースポイント)やハッピーバレーにある日本人学校に近いこともあげられ、所得層としては、中の上以上の香港人住民が集まっていることも特徴である。太古城は、住宅だけではなく、太古城中心と呼ばれる大型のショッピングセンターや、オフィスビルもあり、日系企業を含めた企業の事務所も多くある。このショッピングセンターには、夏は暑さをしのげる氷の部屋の体験ができる場所や、映画館、また上階には各国料理が安価に楽しめるフードコートもある。また、日系スーパー「ユニー」(アピタ)はここにある。また、トラム通りをはさんで反対側のコーンヒルにもジャスコがあり、日系スーパーが2店舗近接していることも、日本人住民の定着を促す一因ともなっている。交通は非常に便利で、2階建て路面電車トラムが走っており、地下鉄港島線(アイランドライン)が走り、都心へ直結している。最寄り駅は太古駅である。また、隣の筲箕湾(広東語読み: サウゲイワン、英語名もほぼ同じ)を出発点として、紅磡や土瓜湾へ向かう赤いミニバスが走っており、九龍へも直結している。車でも、銅鑼湾(コーズウェイベイ)から「東区走廊」という高速道路が走り、また九龍方面からも、「東区海底隧道」で観塘方面と直結している。. [read more]