Uncategorized - Guyana, page #12

人民寺院(じんみんじいん、Peoples Temple)は、1978年にガイアナで集団自殺を行ったことで知られるアメリカのキリスト教系新宗教である。カルトの典型とされた。歴史初期人民寺院は1955年に、ジム・ジョーンズ(ジェームス・ウォーレン・ジョーンズ)によってインディアナ州インディアナポリスで設立され、1959年にはクリスチャン・チャーチに加盟し、「人民寺院・クリスチャン・チャーチ・フルゴスペル」と改名した。その後、1963年にカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を移している。「人種差別撤廃」を掲げ、ジョーンズ自身も韓国人と黒人の子供を養子にしていた。当初マスコミでも優れた社会活動家であるという報道がなされ、時代のヒーローとなった。そのため、この時期に数多くの有力政治家たちと結びつきが強くなったとされる。しかし、実際にはジョーンズ自身の主張とは裏腹に、信者の8割以上が黒人などの有色人種でありながら教団幹部は白人のみで構成されていた。都市の下層民を収容し、福祉サービスを供給するコミューン(公社)としての性格も有していたとされた。しかし、その実態はジョーンズとその一派による独裁団体で、次第に脱退信者やマスコミなどから批判を受けるようになった上にジョーンズも大麻・薬物に強く依存し、強迫観念に駆られるようになった。ガイアナ移住そこでジョーンズは南アメリカにある、ガイアナへの集団移住を決意した。なお、この頃には極左思想に傾倒し、かねてからジョーンズ自らがシンパシーを寄せていた共産主義の到来を唱えた。1973年に人民寺院は、ガイアナ西部のジャングルを切り開き「ジョーンズタウン(Jonestown、正式名称はPeople's Temple Agricultural Project)」と呼ばれる町を作り上げ、外界と完全に遮断された状況下で自給自足の生活を開始した。その後アメリカから多くの信者がジョーンズタウンに移住した。. [read more]