Airport - United Kingdom, page #34

セント・パンクラス駅は、イギリス、ロンドンの主要ターミナル駅のひとつ。ロンドンからレスター、シェフィールド、リーズなどのイングランド中東部へ向かうナショナル・レールの列車が発着するほか、パリやブリュッセルから国際列車ユーロスターも乗り入れている。ヨーロッパ大陸と結ばれたことから駅名にSt. Pancras Internationalと言うブランド名が付けられている。概要当駅は、ミッドランド鉄道のターミナルとして1868年に開業した。駅舎には高い時計塔があり、宮殿のようなヴィクトリア朝ネオ・ゴシック建築は、セントパンクラス・チャンバーズと呼ばれ、ジョージ・ギルバート・スコット卿の設計によるものである。ホームの全長210メートルの大屋根(トレイン・シェッド)はウィリアム・バーロー設計である。このシェッドは後にユーロスターの乗り入れに合わせて拡張されている。西側から、イースト・ミッドランズ鉄道用の1-4番線、ユーロスター用の5-10番線、オリンピックジャベリン用の11-13番線、地下に2線の全部で15線ある頭端式の駅である。近くには、キングス・クロス駅、および地下鉄キングス・クロス・セント・パンクラス駅があり、これら三駅間の徒歩移動に便利なようにコンコースが設置されている。IATA空港コード「QQS」が割り振られている。ユーロスターユーロスターは、開業以来ロンドン側のターミナルをウォータールー駅としていたが、途中区間で在来線を走行するために、イギリス国内で速度が上げられないことが課題となっていた。そこで、専用の高速新線(CTRL)を建設し、ロンドン側を当駅に接続することが決定された。この工事の2期区間が完成したため、2007年11月14日より当駅がユーロスターのロンドン側ターミナルに変更され発着するようになっている。. [read more]