ベーカールー線 (Bakerloo Line)は、ロンドン地下鉄の路線のひとつで、路線図上では茶色の線で示される。ロンドンの南東部のエレファント&キャッスル駅から北西部のハーロウ&ウィルドストーン駅までを、シールドトンネル路線及び地上路線区間で結んでいる。全25駅中、15駅が地下にある。ベーカールー線はロンドン地下鉄で7番目に乗客の多い路線で、各駅のホーム全長は110mである。歴史この路線は、当初ベーカーストリート・アンド・ウォータールー鉄道 (Baker Street & Waterloo Railway) と呼ばれ、ロンドン地下電気鉄道によってベーカー・ストリート - ランベス・ノース (後にケニントン・ロードに改名)(LNWR) の直流(DC)電化路線、(現在のワットフォードDC線)と線路を接続し、ワットフォード・ジャンクション駅までの直通運転を開始した。ワットフォードまでのベーカールー線直通運転は、1960年代に運行本数が削減され、1982年にストーンブリッジ・パーク駅より北への直通運転が廃止された。ストーンブリッジ・パーク - ハーロウ&ウィルドストーン駅間の直通運転は1984年より徐々に再開され、1989年には終日運行となった。ベーカールー線の列車は、ユーストン駅からのロンドン・オーバーグラウンドとクイーンズ・パーク駅 - ハーロウ&ウィルドストーン駅間で線路を共有している。スタンモア支線1930年代、メトロポリタン線のベーカー・ストリート駅 - フィンチリー・ロード駅間の線路容量飽和に起因する混雑が問題となった。この問題を解決するため、ベーカー・ストリート駅のベーカールー線ホーム - フィンチリー・ロード駅間の新トンネル建設、この新トンネル区間へのセント・ジョンズ・ウッド、スイス・コテージ両駅の設置、新トンネル並行区間のメトロポリタン線の3駅(ローズ駅、マールボロ・ロード駅、スイス・コテージ駅)の廃止を含むが実行された。このプログラム自体はこの新トンネル建設にとどまらず、ロンドン地下鉄全域に及ぶ包括的なものである。
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